ドクターのコラム - 乾 利夫 –

がんについて、私がお答えします。

医療法人再生未来 理事長 乾 利夫

壮大な話に聞こえるかも知れませんが、僕の目標は癌の撲滅です。自分の父親を癌で喪っていますから、全ての患者さんに対し、その方が身内・肉親だったらどんな治療をするかを考え、ベストを尽くす。それをモットーとしています。

先進の技術と歴史的に有効な治療法を取り入れた、先進治療法で癌治療を行う。

患者さんひとりひとりをなんとか治してあげたい

癌の治療について、僕が考えていることをお話ししてみたいと思います。

まず、日本の標準治療は、世界で最も進んだ標準治療なのですけれど、やっぱり癌はなかなか治せません。副作用とか、そういう面もありますが、簡単に治るのであれば、誰も苦労はしないのです。
しかし、やはり日本では標準治療が保険カバーされて進んでいる分だけ、それ以外が弱いのです。保険でカバーされるだけに、保険外治療が進んでいないのです。

特に僕がモデルとしているのが、ドイツのセントジョージクリニックや北米の有名な統合医療なのですが、そういう医療機関は統合医療を非常に専門的に推進しています。

日本の標準治療は、手術・抗癌剤・放射線だけなのですが、免疫療法という非常に大きな領域が残っています。免疫は必要なのですが、それだけでは充分ではない。免疫療法に何を組み合わせれば、高い相乗効果をもたらすことができるか。要は、その組み合わせパターンが大事なのです。

僕のところでも治癒される患者さんが増えていますけど、どんな療法に何の治療をミックスすると上手く効果を上げることができるのか。それが最初から判っているわけではないので、その模索は大変です。

患者さんが来院されて、いろいろお話をし、それまでのカルテであるとか、レントゲンのデータなどを元に、まず初期段階ではこういう治療をしようとか、そういったところを決めて実行しつつ複数の治療の相乗効果ではどうだろう、とか考えるのですが正直、経済的要因は大きなものです。僕は限られた予算の中でベストを尽くしたい、と思うのです。

僕も、父を胃癌で喪っていますし、母親をやはり大腸癌で亡くしたスタッフもおりますので、癌に対する気持ちが違います。身内を癌で亡くしますと、癌に対する憎しみと、恐怖心があります。それで、患者さんひとりひとりをなんとか治してあげたい、と考えるわけですね。

癌治療における先端の技術は、やはり遺伝子治療

癌治療における先端の技術は、やはり遺伝子治療。これは、10年と少しの歴史しかありませんが、かなり有効な治療法が出現しつつあります。でも日本では、なかなか認可されません。従って海外からの輸入なのですが、やはり法律による規制がありますので、海外の病院と提携して輸入してくるという形になってしまいます。

僕のクリニックはアメリカ、カナダ、中国の医療機関と提携しています。中国製は、一般に患者さんが好まれないことが多いのですが今、中国が非常に力を入れているのが、医学では遺伝子、それから軍事と宇宙です。医学にはなかなか良いものがありますから、そういった遺伝子治療も、一つの選択肢となります。

日本は、今よりもっと良いものが作れるのですが、法律で認可されない。だから、中国でも日本で開発された技術が使われています。日本の技術とアメリカの技術が使われて、中国で作られているというだけなんです。技術は、日本が世界一だと思いますね。

そう、法律のハードルが高いのです。本当は日本で作られますと、もっと安価でより質の高いものができることは間違いないと思うのですが。

自分の細胞で、自分の体を修理する

“再生未来クリニック”という名前は、まず「再生」というキーワードから来ています。一つは、リンパ球の再生。それから、肌の再生。

さらに進んで、たとえば軟骨や脂肪細胞など。これらはまた万能細胞と違い、安全だと思うのです。万能細胞は非常に優れているのですが、現実的に治療として応用できるまでには多分30年とか、非常に長い時間がかかると思いますし、万能細胞はやっぱり癌化しやすいようです。癌が簡単に治るのなら、心配しなくてもいいのですが。

やはり異物を使わず自分の細胞で、自分の体を修理する。これが非常に優良で、安全だと思うわけですね。
そして明るい未来を開きたい、これが“再生未来”という名前の由来です。

100年前の治療法、コーリーワクチン

僕の悲願は、癌を治癒させること。10人中5人の癌患者さんを治したい。父を癌で喪っていなかったら、ここまでやってはいなかったでしょう。遺伝子療法も輸入していますし実は今、昔の治療を試しているんです。コーリーワクチンと言いまして、100年前の治療法なのです。

これは、日本では僕のクリニックだけで、アジアでも他に1~2の医院で取り入れられているだけですが、かなり効果的なのです。歴史的に有効な方法ですが、標準治療の研究が重要視され忘れ去られている。このように先端の治療法も歴史的な治療法も、良いところは全て取り入れるべきだと考えます。

標準治療も、いいとこ取りしないと多分、効果的なものにはならないのではないかと僕は思うのです。

コーリーワクチンを取り入れようと考えたきっかけは、マーティというドイツ系オーストラリア人と出会ったことでした。彼の奥さんは日本人でしたが乳がんに罹り、私が彼と一緒に奥さんの治療をした時、彼が世界的にこういう治療法があると、見つけてくれました。我々二人でカナダにメールを送り連絡を取り、なおかつマーティがアメリカやドイツのコーリーワクチンを用いている医療機関とやりとりをして情報を集め、治療法を学びました。そのお返しとして、日本の患者さんのデータをマーティがPC入力しカナダに治療データを送っています。こうして彼が週に2回から3回来てくれて、一緒にコーリーワクチン治療を進めているわけです。

彼の奥さんについては、元々東京で治療をしておられたんです。しかし、交通費もかかりますから、東京と同じ治療をして欲しいと、彼から電話がかかってきたんです。でも同じ治療と言っても、千差万別ありますので。しかし交通費のこともありますから、僕のところでより安価な治療をしてあげようと考えたわけです。それで、セントジョージクリニックモデルのドイツ式電子温熱を導入し、彼が奥さんを連れてきて治療を始めました。

最初のコーリーワクチンを試みたのも、彼の奥さんでした。昔から親交があったわけではありません。マーティは患者さんのご主人として来院されたのです。本当に一生懸命やっておられました。僕はそんなに英語が上手くなかったんですが、逆に彼は日本語を喋れない。そこから何とかコミュニケーションを成立させようとお互い頑張ったわけですが、コーリーワクチンにつながったのは全くの偶然です。彼は植物・バイオロジーが専門の化学者だったのですが、彼は、こういった医療にも興味を持っていました。

彼の奥さんが入院され、コーリーワクチンは効いていたんですが、残念ながら最終的には亡くなられてしまいました。そこから少し時間を空けて、僕がメールを送り、アルバイトでも働いてくれないか、というお願いしたのですが、一度は断られました。しかし、彼も僕のところに興味もあったようで、やってみようということになりました。それから彼の協力により、セントジョージ式のほとんどの治療を手掛けました。ドイツ式温熱に、プロカインを使った痛みを取り酸性を下げるとか、十分の一抗癌剤とか。本当にさまざまです。

コーリーワクチン療法の実態は、1回大体7時間かかるものです。だから一週間に最低2回、あるいは4回の治療をしますと、患者さんも治療する方も大変です。しかし、非常に治癒率が高い。例えば乳癌であれば、最近のデータでは10人中5人が完全寛解しています。あまりに進行したものは別ですが。これは、非常に良い成績です。

コーリーワクチンが、どのような癌にも効果が見られます。要は、丹毒とかマラリアに罹った患者さんの癌が消えることがあるというわけです。マラリアに罹り生きるか死ぬかの高熱を出すところまでいって生還した、癌患者さん4人のうち2人の癌がその後消えている。

これは凄いことだと思います。4人中2人です。あり得ない確率ですね。しかし、発病すると生きるか死ぬかのところまでいきますから。マラリアに罹るわけにはいきません。けれども、罹ったと同じ状態にして、発病させずに1日でスッキリと帰っていただく。これがコーリーワクチン療法です。

データ総数が少ないのが難点ですが、カナダのドクターなど僕のクリニックのデータに非常に期待しておられ、それで論文を出そうという動きにもなっています。

僕はこのように、非常に古い100年前の治療と先進の技術を併用しているわけです。
10人中例えば2人~3人しか寛解できないものを、できれば5人寛解させたいわけです。そのためには一種類の治療だけでは不充分だと思うのです。免疫療法を絡め、若い免疫細胞を使い始めているのもその方針に基くものなのです。

ハイパーT・NK療法というリンパ球療法なのですが、現在先進の治療法です。今までの成熟Tリンパ球は、やはり良いものなのですけれども、欠点は寿命が短いこと。二週間くらいで成熟Tリンパ球が消えてしまうしNK細胞は5日くらいで消えてしまう。そうなってきた時には、点滴をずっと打ち続けなければいけないわけで、患者さんには経済的にすごく負担がかかることになります。

ところが若いリンパ球を入れますと体の中で増殖してくれて、病変の近くのリンパ節に住みこんで常時癌を攻撃してくれるので、長持ちするのですね。免疫細胞療法は、やはり必要なのですが残念なことにそれだけで充分な効果を挙げてくれない。従って、コーリーワクチンとか温熱療法とか、いろいろな治療法を併用しながら治療を進めていくわけです。

僕はベストを尽くしたい、やれる限りのことをやりたい

僕はベストを尽くしたい。月並みですけれども、やれる限りのことをやりたい、やらせていただくと。それしかありません。結果が伴うよう努力するつもりなのですが、なかなか全て同じ結果は得られない。それでもベストを尽くすと。

やっぱり、身内、自分の肉親が癌の患者だったらどんな治療をするか、それを全ての患者さんにさせていただく。それを自分の目標にしているのです。

それから痛みはやはり取ってあげたいので、緩和ケアの病院も全然OKです。ただ、例えば緩和ケアで有名な病院でも、一切の治療はダメな場合もあれば、一方では緩和病棟に入院している患者さんが外出して治療を受けてもいいという病院もあります。僕は個人的に父が、最後まで治療して欲しいと、亡くなるまで言っていましたので、やはり最後まで治療すべきだと思っています。

人生は一度しかありませんから。ただ苦痛を与える治療になるなら、それは患者さんと家族の方の決断ですから、選んでいただくしかありません。やっぱり標準治療が無くなって、他にも治療法はあるのに、それで緩和病棟で治療はないです、と言われる現実はやはり辛いと思うんです。もちろん保険は適用外ですから経済的な問題はありますが。それでもナルトレキソンみたいな安価な薬品もありますからね。

未来はやはり、イコール夢

とにかく僕のところに一度足を運んで、相談してみようとするきっかけが、このコラムであればいいと思いながらお話をしていますので、少しクリニックのアピールをさせてください。

まず僕のところの治療内容の範囲は、広いんです。ハーブも、アミグダリン、ビタミンCも。多分一番選択肢が広範囲となっています。その広い選択肢の中で、やっぱり経済的な要因、肉体的な強さなど患者さん固有の条件の中で一番いいものを選択していただきたいと、僕は考えています。

例えば、マクロファージ、別名貪食細胞というのですけど、これに関する治療を日本人が発明しているんですね。なんと日本人が発明したのに、日本ではなくて海外で有名なんです。先に申し上げたコーリーワクチンもそうなんですが、それらさまざまな優れた医療技術をもう一度、キッチリ整理し先端の技術で復活させて、広めていきたいと僕は思っています。

この「医療法人再生未来」の窓口は、とても広いんです。ハードルの低いところから皆さんに足を運んでいただけたら。だから、こういった形で情報の発信をしていきます。

未来はやはり、イコール夢だと思うんです。患者さんに、末期の患者さんに少しでも夢を与えられたら。そういうことです。夢を与えられるくらいの充分な医療水準でありたいと思いますね。

これからはやはりマクロファージ、いわゆる大食細胞、貪食細胞と言っている、免疫治療のより改良版を実現したいと言うのが一つの目標です。それから、東京にいるグループの一人がクリニックをオープンすると思いますから、そちらを全面的にバックアップして、より再生医療を進めていきたいと考えています。

先述で登場したマーティが色々と調べてくれますが、新しい医療技術は沢山あります。例えば完全治癒についても、ここで紹介していきたいと思っています。コーリーワクチンを使って治療をし、そして治癒したら患者さんにホームページに登場していただくこともお願いしてみたいと思います。そうすれば僕の夢も叶いますから。

今後また、ここでいろいろなお話をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。